フィンランドではどこの家庭にもあるサウナと暖炉


フィンランド人の多くは自分の森で暖炉の薪を集めます

フィンランドは冬になるととても寒くなる国です。僕が住んでいる地域でも、日本でいう北海道や新潟レベルの雪が降り、気温は少なくとも-20°程度までは下がります。でも北海道や新潟と違うのは、オーロラが見えること!

ところで、サウナはフィンランド発祥なのだそうです。僕は熱いのが苦手なのでまだサウナには入っていませんが、フィンランド人はちょっと体が冷えるとすぐにサウナに入ります。そしてこのサウナは、ほぼすべての家やアパートメントに設置されています。

そしてフィンランドの暖房器具に関しては、基本的にはセントラルヒーティングや、壁に設置されたラジエーター、そして暖炉です。我が家は暖炉+ラジエーターというスタイルです。

ちなみに暖炉の薪はお店で買う人も多いのですが、一定数のフィンランド人は大小問わず森を所有しています。購入したい場合、だいたい1エーカー(サッカー場一つ分)から購入できるようで、多くの人は自分の森で薪割りをしているようです。

お店で売っている薪 お店で売られている薪はだいたいこのネット1袋で12.90€

暖炉に憧れる日本人はけっこう多いと思います。僕自身も暖炉は好きです。日本では雪国じゃなければなかなかお目にかかれない暖炉ですが、フィンランドでは一軒家じゃなくても、ほとんどの普通のアパートにも暖炉があります。

エネルギー価格が高騰している近年ですが、電気代を抑えるためにはやはり暖炉は有効です。もし森を所有していたり、お金をかけずに薪を集められる場合は、暖炉があれば暖房費は0€で済みます。

エネルギー価格上昇のため、日本でも他の国でもあらゆるものが値上げされています。フィンランドの場合はそれでも賃金が年々上がっているためまだマシなのですが、日本は商品が値上げされてもお給料はほぼ横ばいなので、ちょっと辛いですよね。

日本でも冬の暖房費はかなりかさむと思います。そんな時お金をかけずに暖を取れる暖炉はとても便利です。ただ、他の方が所有している森で勝手に木を切るともちろん怒られますので、そこは注意が必要です🌲

オーロラーツアーなどでフィンランドに来られた際は、オーロラを見た後はぜひサウナで体を芯から温めて、その後は湯冷めしないように暖炉の前でよく温まってくださいね🔥

ブログ筆者:Kaz
フィンランド在住の日本人。フィンランドでスポーツ指導をしたり、日本語を教えたり、 カフェでのんびりしたりしながら、猫のフィガロと元気にやってます。

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