フィンランドのペットショップも生体販売は禁止
日本では未だにペットショップでの生体販売が認められていますが、フィンランドでは他の先進国同様、ペットショップで動物たちがケージに閉じ込められて販売されていることはありません。ペットショップで売られているのは、ペット用品のみです。
そしてペットショップも、たまに日本のショッピングモールで見かけるような物凄く広いペットショップはありません。だいたいコンビニ程度の広さのこじんまりとしたスペースに、さまざまなペット用品が並べられています。お店で見る限りでは主に猫、犬、鳥、ハムスターなどの小動物向けの商品が多いようです。
ちなみに猫に大人気のちゅーるはフィンランドでもオンラインで購入することができます。パッケージは英語バージョンで、日本のちゅーるのデザインとはやや違い、お値段も4本入りで日本円で700円程度します。
猫たちががちゅーる大好きとは言え、スーパー円安とは言え、ちゅーる4本入りが700円というのはちょっと高過ぎますよね💦
ペットと安心して暮らせる国、フィンランド
フィンランドでペットを迎えたい時は、保護施設から譲り受けるか、ブリーダーさんから購入する形になります。純血種の犬や猫はそれなりに高額だったりするのですが、ミックス種や保護施設の場合は生体価格は0€で、これまでかかっていたワクチン費用や去勢避妊手術の費用で、200〜300€支払うのが一般的なようです。
そしてフィンランドには野良猫、野良犬はほぼいません。日本の場合でも野良犬はほとんどいないと思いますが、野良猫はたくさんいますよね?でもフィンランドは冬は-20℃以下になり、屋外では生きられないということもあり、野生動物以外の野良はいません。
野良猫や野良犬の代わりにフィンランドでよく見るのは、野生のリスやウサギです。しかもウサギはかなりデカく、下手したらやや小ぶりの芝犬くらいのサイズです。日本のペットショップで見かけるような、子猫サイズではありません。
それと忘れてはいけないのは、フィンランドもペットはマイクロチップが義務化されています。うちの猫フィガロが日本からフィンランドに引っ越した際も、フィンランドに入国するためマイクロチップと狂犬病ワクチンは必須でした。
日本では、猫に関してはまず狂犬病ワクチンを接種させることはありませんが、フィンランドにはまだ狂犬病がちらほら存在しているので、猫でも狂犬病ワクチンは必須です。
そしてフィンランド人も動物が大好きです。僕は何人かの仲の良いフィンランド人がいるのですが、その全員が猫を飼っています。そして森の遊歩道に入れば、犬を散歩させている人を見かけないことはありません。
とにかく言えることは、猫であっても犬であっても、フィンランドでも安心してペットと暮らせるということです。国際ニュースを読んでいると、ロシア・中国・韓国では未だにペット泥棒のニュースが絶えませんが、フィンランドでは時々迷子になっている仔はいるものの、ペットが誘拐されるというケースは、今のところは僕は目にしたことはありません。
ですのでペットと一緒にフィンランドに来たいという方は、ぜひ安心してペットを連れてきてくださいね🐈🐕
ブログ筆者:Kaz
フィンランド在住の日本人。フィンランドでスポーツ指導をしたり、日本語を教えたり、
カフェでのんびりしたりしながら、猫のフィガロと元気にやってます。